2013年7月5日金曜日
牛丼とカレーの値段の差とは?
新しくオープンしたカレー屋さんが3日間は半額なので行列。
本日定価に戻ったらランチタイムに閑古鳥。
定価 並盛りが650円。
半額だったら325円。
基本的には、オープンから『うちのカレーの価値は325円』と宣伝した後に値上げしているので
このオープンだけ安いという手法には疑問を禁じえない。
オープンを盛り上げる為の手法なんでしょうが、
「安売りで来る方はその値段でしか来ない」ので意味無いですよね。
特に325円という価格帯は、牛丼チェーンとの競合になる。
牛丼かカレーか選ぶ店という印象を与えたあとに、
「今度は650円です」と伝えたら牛丼を選んでしまいますよね。
カレーと言えば、安売りせず安定した収益を上げているココイチ。
これは個人的な感想なのだが、牛丼チェーンと戦わなくて済む理由に
「とんかつ幻想」があると考えている。
「カツが乗っているんだから多少高くてもしょうがないよね。」
この理論が成り立っているのではなかろうか、少なくとも私のなかでは
とんかつというのはご馳走である。たまらんねぇ。
なので単価が高くても納得感を提供できているのではなかろうか?
本日の情報では今までカレーのルーを足すのが無料だったのが有料になったという
ことだが、ニーズがあるのなら値段を付けるのは当然の行動である。
最近はネットの情報が氾濫するので知っている方だけのサービスが拡散しすぎて
利益を圧迫する(すくなからずしているんだろうなぁという)ケースがある。
会社の理念として貫き通すのなら良いが、消費者に媚びているようだと経営もあやうくなる。
しれっと無かったことにしようとしてサービスを止めるとネット民によって炎上の対象となる。
ならば、最初は不満がでるかも知れないが有料化を告知するほうが良い。
牛丼チェーンの値段が下がっているのは、ここまで下げても利益がでますと
消費者に伝えてしまったことにある。経営努力が自分達の首を絞めているように
思う。
かといって一気に値段を上げればマクドナルドの迷走と重なる。
納得感を出しての単価アップ、これができるかで企業の安定感が変わってきますね。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿